アマゾンkindleの読み放題サービス、ついに始まりました。
いろいろとダウンロードしてみて読んでみた感想を…。
何となく980円は髙いかなと思いましたが、30日の無料サービスを体験してみて、これは結構いいかもと思いました。
本1冊に満たない値段で、好きな本をどんどんとダウンロードできる。購入するときの躊躇がほぼゼロになります。
学生でも入れる値段ですし、学生の頃から月2-3万円、本を購入していた感覚からすると、かなり伸びるサービスであると確信しました。月1000円で済むのであれば、Unlimited化されていない書籍は、存在しないものと考えて諦めてしまえばよいだけだからです。いずれにせよ、読める本の数は限られているのですから、存在しなかったものと考えるのは、心理的にそれ程難しいことではありません。
これで時代は変わりますね。確実に…。
本の概念が、根底から変わってしまうパワーを感じます。
すべての書籍が、有料ブログ化したような感覚です。
これは、かなりヤバい…。
そっちのヤバイじゃなくて、本当の意味でヤバイです。この衝撃を正確に理解しないと…。
どういうことかと言いますと、、時間が経過するにつれて取次が倒産し、書店がなくなり、出版社もかなり厳しくなります。
付加価値の少ない方から、崩れていきます。時間の問題です…。
となると、あとに残るには、アマゾンとかの電子書籍書店と、作家だけになります。
出版社の生き残る道は、これしかないと思います。
作家を取り込んで、超筋肉質なコンテンツ出版社となる。
クリエイターがプロデューサーになるくらいの進化を遂げるか、編集者がクリエイターに進化するしか、競争力(付加価値)は保てないと思います。
動く金の額が半端ない超競争社会の海外の映画業界をみると、クリエイターがプロデューサーを務めているのは当たり前ですし…。
日本でも高畑さんが、宮崎駿監督のプロデューサーやっていましたね…。
作家が生き残る道も同様です。
自らを出版社化させることです。自らお金の流れを把握し、マーケティングを行い、作品を作り出す…という動きをすれば良いのです。
泥船にしがみ付こうとしていても、時間とともに沈んで行くだけです。
コルクさんとかの作家エージェントと組むのも良いかと思います。コンテンツ制作以外の部分を丸投げするイメージです。
ベタな表現ですが進化論的には、環境に適応したものだけが生き残ります。強力な原理原則なので、信じる信じないの問題ではないのです。
ということで、いち早くUnlimitedを体験することをオススメします。
私が連載しております3DCG漫画「エクゾジャケット」も「マンガ on ウェブ」アンリミテッドで読めます。
創刊号には、私、オーツボのインタビューも掲載されております。
アホみたいに大量に本を読み倒してきた私の英知?が詰まっております…。
お試し期間中の方、無料なので是非…。