コラム

狩撫麻礼&たなか亜希夫「ボーダー」

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20歳前後の頃、漫画の1巻だけを大量に買うという読書法をやっていました。

自宅周辺にある古本屋を20~30軒くらいを定期的に回り、1巻だけを手あたり次第買ってきて、面白かったら2巻目以降も買っていくという漫画の読み方です。

この読書法のおかげで、過去の名作を数多く発掘することができました。

大学時代の4年間で、これは凄い!!という名作に、何作も出会ったのですが、その中でもなかなか印象深かったのが、この「ボーダー」という作品です。

20年ぶりに読み返してみましたが、ヤバいです。ヤバイTシャツ屋さんくらいヤバイです。
※関係ないですが…、ヤバさ具合の参考↓


1985年に連載が開始された作品にも関わらず、今読んでも全く色合わせいないのです。

1970年代のまだ日本が貧乏臭かった時代の雰囲気と、80年代の洗練されてきた時代の空気感の両方をまとった作品なのですが、2010年代の日本の社会の空気感に不思議とマッチしています。
社会全体が停滞し国際競争力が低下しつつあるので、この作品を必要としている潜在的な読者は、今の日本においてかなり多いのではないかと思います。

原作と作画がどのような形で役割分担されていたのか分かりませんが、完璧なコラボレーションが存在することを証明しています。狩撫麻礼とたなか亜希夫は圧倒的な才能を持っていますね。紛れもない天才です。
wikiを調べると狩撫麻礼氏は、劇画村塾の1期生とありますので、塾生だった僕の先輩でもあります。それにしても1期生には、高橋留美子先生がいたり、さくまあきら先生がいたり、そうそうたるクリエイターが揃っていますね。

圧倒的な才能には、数多くの才能が引きつけられるということですかね。いろいろありますが…。

 

 

 

 

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