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【コラム】拡張型スターシステムの可能性

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スターシステムとは、マンガの登場人物を俳優に見立て、異なる作品に登場させる手法の事を指すのですが、手塚治虫がヒゲオヤジやアセチレンランプといったキャラクターを、自身の複数の作品に登場させた事がその始まりとされています。

 

3DCGマンガが普及すると、スターシステムの概念が、拡張される事が予想されます。

どのような事かと言うと、特定の著者の作品だけではなく、複数の著者(マンガ家)間の作品に、有名3DCGキャラクターが出演したり、実在の俳優さんがマンガ作品世界の中に登場するといった事が起きて来るという意味です。

 

例えば、著作権の縛りのゆるい有名3DCGキャラクターがあったとして、そのキャラクターが、主人公や悪役として、複数のマンガ家の作品に異なる役名やキャラクターで、出演するようなイメージです。

MMD動画の世界では、初音ミクや鏡音リン・レンといったキャラクターがさまざまな動画に登場し共作文化が広がっておりますが、3DCGのマンガの世界でも、同じような現象が起き、汎用的に使用する事ができる著名な3D漫画キャラクターが、登場してくるのではないかと思います。

 

この流れがさらに進むと、リアルとバーチャルの垣根を越えて、実在の俳優さんがマンガキャラクターとなり、有名になるような事例も出てくるでしょう。

1つの実験的な試みとして、傷柳三太郎というキャラクターを、マンガのプロモーション実写動画の中で、俳優の松澤仁晶氏に演じてもらって、さらには漫画「エクゾジャケット」にも登場させました。

今後、実在の俳優さんが漫画のキャラクターとなり、マンガ作品世界で活躍する事例が複数出て来るようになると、仮にマンガがヒットし実写化した場合、キャスティングされるのはモデルとなった俳優さんになると思いますので、俳優・女優の新しいプロモーション活動としても注目を浴びる可能性があると思います。
もう少し長い時間軸で考えた場合、実写と3DCGとの見分けがつかなくなって来る時代もそう遠くない時期に訪れるであろう技術的な萌芽も散見されますので、幼少期のシーンは、3DCGで処理する・・・という映画もいずれ出現すると思います。

俳優は年を取ってしまえば、年代にあった役柄しか来なくなりますが、実写と見分けのつかない3DCGが普及した世界では、俳優は年を取らないというのが常識になっているかもしれません。ハリウッドの資本力があれば、物の数年で実現すると思います…。

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