ゼロ戦の里帰りニュースを見て、思ったことを少しだけ…。
https://news.livedoor.com/article/detail/13194034/
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私の母は4才の時に東京大空襲(1945/3/10)に遭遇しました。
祖父(父)に肩車され隅田川に逃げ込んで何とか命を繋いだのですが、隅田川は死体だらけだったそうです。
祖父は一晩中、隅田川に浸かり母を助けると、そのまま力尽きて亡くなりました…。
幼い頃、母によく絵本を読み聞かせてもらっていたのですが、東京大空襲の話は、絵本の昔話と同じように遠い世界の出来事だと子供心に感じていました。
しかし、大人になるにつれて、現実に起きた事だと理解できるようになりました。
以前、東京大空襲の被害にあった方のインタビューを見る機会があったのですが、隅田川の様子が母から聞いた情景と同じだったのです。
東京大空襲の当日も零戦は、B29を迎撃する為に出撃したそうです。
※米軍側の資料では、延べ74機から40回の攻撃を受けたと…。
となると確率的には僅かですが、零戦がうちの母を助けたかも知れない…。
いずれにしても迎撃に向かった方がいるのであれば、随分と昔の話ですが、ただただ感謝しかない。
今42才なのですが、同世代の方がこのニュースをみて、批判的な反応を示すと複雑な気持ちになります。
批判したり、もしくは手放しで賛同したり…、そんな単純な話じゃないよな~・・・・・・・・・と。
リアリティが希薄で、観念的にも思想的に左に傾いてしまうことは仕方がないことだとは思いますが…。
普段は右でも左でもないのですが、ふと、そんな事を思ってしまいました。
オーツボ 拝
追伸)
検索してたら、東京大空襲のときに、B29に迎撃に向かったパイロットの体験談が…。
得体の知れない怪物の話とか…なんか漫画っぽいけど、妙にリアリティがある。怖いっす。