アニメとマンガの境界線について(前編)
昨日、DAZアニメの投稿をしたので、関連する話題としてこれからのマンガとアニメと関係について少し考えてみたいと思います。
マンガが3DCGデータで作成されるような時代になると、アニメーションとマンガの境界線が従来のマンガと比べ、かなり曖昧になってきます。
漫画用の3DCGデータキャラクターがあれば、動かして表情をつけカット割りを行えば、すぐにアニメーションにする事ができる為です。
私は昨年、アニメーションの制作手法や製作スキームを、マンガロイド(3DCGマンガ)に応用できないかなと考え、アニメーションや映像業界を作って来た方々から、いろいろと学ぶ機会を得ていたのですが、最近になって、ようやくこれからのマンガ(アニメ)の新しい方向性が見えてきた気がします。
ちょっと話は飛びますが、まず今後の10~20年を考える上で、一番重要なメディアが何になるか、考えてみたいと思います。
これはあまり異論は出ないと思いますが、スマホ以上に重要なメディア(デバイス)は、今後10~20年は出ないように思います。
マンガを読むのを、アニメーションを見るのも、テレビのオンデマンド視聴も、新聞を読むのも、音楽を聴くのも、すべてスマホを通して得る機会が、一番多くなると思います。
※先日、スマホで2時間の映画を見たのですが、かなり厳しかったので、映画は除外してあります。
通勤時間や空き時間を有効活用できるスマホの重要性と優位性は、テレビやパソコンといった場所を選ぶメディア(デバイス)より、数段高い為です。
それを踏まえると、(3DCG)マンガやアニメの進化の方向性が見えてきます。
スマホに最適化した(3DCG)マンガやアニメが、勝ち残り話題になる可能性が高くなる筈です。
マンガ(アニメ)を、スマホに最適化させる・・・とは、どのような事を指すのでしょうか?
一言で言うならば、「媒体特性に紐付いた(活用した)コンテンツを制作する」という事になるのですが、媒体特性とは、「動画が見れる」「画像がフルカラーで見れる」「縦長画面である」「文字が読める」「声・音楽が聴ける」「一人で見る」「バズられる」「空き時間に見る」「細切れで視聴する」「画面を見て一人でニタニタしていると、周りの目が気になる」等々を指します。
これらの媒体特性を、よりうまく活用したマンガが、優位性を発揮し、人気を得る可能性が高くなると思います。
後編へ続く⇒