お疲れ様です。
オーツボです。
昨年末に開催されていたコルクスタジオ第一回「縦スクマンガ賞」で「鼻毛の異能者」がマンガ専科賞を受賞しました。
選考頂いた関係者の皆さま、誠にありがとうございました。
マンガ関連では3度目の受賞なのですが、過去イチ嬉しい受賞でした。
なぜ嬉しかったのか?というと、、
編集者さんからのコメントがメチャメチャ素晴らしかったからです。
ごとう隼平編集長のコメントは、かなり芯を喰っていて、偉そうに聞こえてしまうとアレなのですが「いや~、よく分かっていらっしゃる・・・・」と感じてしまいました。ホント偉そうですみません……。
ごとう編集長が書いた内容がどういうことなのか、たぶん、ほとんどの方は理解できないように思います。非常に繊細で深い部分についてコメントを頂いております。ありがとうございます。物凄く解説したい気もあるのですが、、、一応企業秘密なので、今回は黙っておきます。すみません…。
超優秀な編集者の下でマンガ家志望者の方がプロを目指すのは、人生を左右するほど重要なことだと思うので、ごとう隼平編集長の下でマンガを学べれば、かなり成長できるのではないかなぁと感じてしまいました。
マンガについての理解が浅い編集者の下で、技術を磨こうとしても全然磨けないですからね。間違った方向に行ってしまう可能性も全然ありますし…。
ここでアンサー的な内容を書いてしまって大変恐縮になりますが、2013年から3DCGでマンガを制作する技術を変態的に磨いておりますので、なかなか伝わりづらいと思いますが、、、
ボクが過去に作った下記↓の3DCGマンガもそうですし、
今回の「鼻毛の異能者」もそうなのですが、実は、DazStudioやVroidなどの3DCGで作るマンガは、メチャメチャ制作するのが早いんです。
3DCG作画のメリットは、早い・安い・フルカラーの3点です。
あと絵柄がブレないので、チームで作るのに、かなり適しています。
手直しも、ボーンの変更等々で、何度でもできますし…。
怒られそうなので、あまり言いたくないのですが、50年前のマンガ家は、自分で描かずアシスタントに絵を描かせると批判を受けたそうなのですが、ボクが取り入れている制作手法や思想は、公開するとかなり批判を受けると思います。言わないとなかなか気が付かないと思いますが…。
3DCG作画の特性はあくまで技術的な側面に過ぎませんので「早い・安い・フルカラー」の技術を使ったとしても、マンガが面白くなるかどうかは、全く別の問題です。手書きでも、デジタル作画でも、3DCG作画でも、マンガを作るという行為の根本は全く同じなので、そこが一番難しい部分です。
高林さんや武田さんのコメントも非常に嬉しかったのですが、、
上記につきましては、今、いろいろと試行錯誤をしています。
さわりの部分は、下記に書いたのですが、
今は、AIとマンガの関連した部分について、いろいろと研究と制作を行っております。
今回も「鼻毛の異能者」は、MidjourneyやStable Diffusionが出現する前の2022年5月に公開したのですが、AIで作画を行った部分を一部入れ込んでありますので、日本初のジェネレーティブAIマンガ(生成AI漫画)とも言えます。
2021年からAIとマンガについての研究とコンテンツ制作を開始しておりまして、たぶん現時点では、AI×マンガに投下してきた時間は、国内で圧倒的に一番長いと思います。
ストーリーコンテンツをAIで作るという行為は、非常に奥が深く、常に新しい発見をしながら制作を進めておりますが、マンガを作る…という行為は、手書きでもAIでも全く同じだなぁと日々感じております。
苦しくて楽しい。それがマンガを制作する事だと思います。
今回は選考頂きまして、誠にありがとうございました!
オーツボ
追伸)
ジェネレーティブAI漫画第2弾「ほほキッチン」をリリースしました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000047243.html