インタビュー

【インタビュー】野上人明(マンガ原作者)

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今回お話をお伺いするのは、マンガ原作者の野上人明(のがみ ひとあき)先生。

今年の7月に100万人くらいにバズった漫画「ウォータークローゼットストーリー」の原作者です。

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マンガロイド編集部では、これからのマンガロイド(3DCG漫画)はniconico動画の共作文化がそうであったように、原作者と漫画家がタッグを組んで作品を作ることが多くなると予想しています。

マンガでマネタイズが難しい状況を考えると、必然的に兼業漫画家や、兼業原作者が増えてくる。そこに3DCGというテクノロジーが加わることで、どのようなマンガの未来を描くことができるのか…?

それでは、本編へどうぞ!

——————————————————

【マンガロイド編集部】今回は、お時間がない中ありがとうございました。

【野上人明】よろしくお願いします。

【マ編】野上さんは、普段は、どんな活動をされていらっしゃるのですか?

【野上】元々広告分野での映像企画と演出をやっていて、今は制作とプロデュースも兼任しています。最近では新規事業の企画やプロモーション、エンターテイメント全般について相談を受けることも多いですね。

【マ編】今年は、漫画「ウォータークローゼットストーリー」が話題になりましたが、マンガの原作をされたのは初めてだったのですよね?

【野上】そうですね。元々文章を書くのは大好きなので、日々体験した出来事や妄想なんかをSNSに書いていました。

今回は実体験を、Facebook仲間内だけで楽しんでもらおうと思って何気なく書いた日記だったんです。

…まさかマンガになるとは思っていなくて。むしろ気づいたら漫画になっていた。という感じです。

【マ編】何気なく書いたとは思えないクオリティでした。

【野上】ありがとうございます。でも本当に、実体験に基づく日記なんですよ。例えば友達に「こんなことがあったぜ!」って面白おかしく、ちょっと盛って話したりしませんか?それそのまんまです。仕事の合間に書きました。3回に分けて投稿し間は空いたけど、書いていた時間は合計で15分も無いと思います。

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【マ編】共作することになったキッカケは?

【野上】あのトイレの話は実際にあった出来事なんですけど、バーッと書いた投稿に、「天才…」とコメントしてくれる人がいたんです。僕はFBを友達限定公開にしているので、当然つながりのある方なんですけど。

【マ編】はい。

【野上】でもその人と絡んだこと殆ど無くて。むしろいつつながったんだろう…?と(笑)

アイコン見る限り漫画家っぽかったし、コメントは好意的だったので勢いで「マンガ化してください!」と返信したら…翌日マンガになってました。

【マ編】翌日ですか?

【野上】はい。すげっ!むしろ怖っ!って思いましたね(笑)と言っても冒頭の4ページくらいでしたけど…

【マ編】早いですね(笑)

【野上】まさかプロが即日描いてくれるなんてびっくりで。嬉しくてすぐ身内にシェアしましたよ。

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【マ編】マンガが完成した時点で、今回のような広がり方をすることは予測できていましたか?

【野上】ここまで広がるとは思ってなかったんですけど、文章の段階で身内には受けがよかったので、きっとたくさんの人に読んでもらえるんじゃないかと思っていました。内容も普遍的で、あと、バカだし(笑)

【マ編】初めて読んだときは、何度も爆笑してしまいました。

【野上】ありがとうございます。うれしいです!

【マ編】セリフ回しが非常に独特で、「ポンポンペイン」とか「便意の第三者」とか頭に残る言葉がいくつもあったのですが、それが他の漫画には無いような気がして印象的な作品でした。

【野上】普段のしゃべり方もこんな感じですよ。広告の仕事をしていたので、キャッチーな言葉の開発に慣れていたのが理由かもしれませんね。

仕事上プレゼンも多いので、「誰に何を伝えるためなのか」という目的意識みたいなものをベースに考える癖がついています。今回は、「気の知れた友人に自分のバカな体験をおもしろく一気に伝えて笑わせる」という目的の文体ですね。

【マ編】異業種の方の漫画界の挑戦は、これから主流になってくるように思いますが、原作者の立場で、これからの漫画業界をどう見ていらっしゃいますか?

【野上】僕も経験がまだあまりないので、大したことは言えませんが、僕のように本業を持ちながらマンガに取り組む方は、今後増えてくるのではないかと思います。

【マ編】それは、どのような理由からですか?

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【野上】自分の専門とする分野や業界があれば、その世界の物語を詳細に語ることができますし、虚構の世界を作る…要は「盛る」ってことですが、これも現実を知っているということが大きなメリットになるのではと思います。味付けをちゃんと美味しく出来るというか…

漫画家さんと組まないと、「漫画」という表現のレベルには仕上げられませんけどね。3DCGの作画は手描きより簡単かもしれませんが、やはりページの構成力はプロの力が必要です。

【マ編】なるほど…。

【野上】小説、映像だと…、例えば半沢直樹シリーズとかも随分虚構が入っていると思いますが、元銀行員としての経験を活かした上で虚構世界を構築しているので、やっぱりリアリティと緊張感がありますし、納得できちゃうエンターテインメントになっているんだと思います。

【マ編】マンガ公開後の反響は如何でしたか?

【野上】非常に好評でした。他の漫画の原作のお話しとか、ドラマの原案の相談とかいろいろありました。仕事の幅が広がったのでとても感謝しています。

【マ編】他の漫画も是非、読んでみたいですね。

【野上】実はもう掲載されていて、「ウォータークローゼットストーリー」が掲載されたサイトと同じCuRAZY [クレイジー]さんの方で読めます。

「ライト君☆今日のハイライト」という漫画です。これも日常のへんてこなエピソードを漫画にしてもらっています。「ウォータークローゼットストーリー」の大坪さんとも、またご一緒できたらいいなぁと思っています。

【マ編】この後、読ませて頂きます。今日はありがとうございました。

【野上】ありがとうございました。

—————————————–

という事で、野上先生原作の新作漫画は下記より無料で読むことができます。

是非、チェックして見て下さい!

原作・野上人明、漫画・中祥人

ライト君☆今日のハイライト

 

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