【フォトリアル化します】エクゾジャケット-渡辺 小糸津

 

Gペンから丸ペンへ、丸ペンからミリペンへ・・・と画材を変化させることは、比較的多くの漫画家がチャレンジしています。

 

レンダリング画像を主体とした3DCG漫画文化は、まだまだこれからではありますが、今後連載を10年、20年と続けていく漫画家が現れてくると、ソフトウェアの進化の問題に直面することになると思います。

ということで、私、オーツボが手掛ける「エクゾジャケット」は、一足先にその問題に正面からチャレンジしてみたいと思います。

 

「エクゾジャケット」は、物語とは別軸で、実験的手法を用いたマンガを制作しています。
キャラクターを3DCGのレンダリング画像だけで制作したり、ポーズ設定にクーマリオンを使ったり、主題歌をつけてみたり、ドキュメンタリーを作ったり、実際にパワードスーツを作ったり、1コマ形式の漫画にしてみたり…等々です。

 

使用するソフトウェアの変更という、今後現れる多くの3DCG漫画家にとっても切実な問題になるであろう最難関の問題に挑戦して、成功させることで一つの事例を提示してみたいと思っています。

今回は「六角大王」から「DazStudio」に使用するキャラ制作ソフトを変更いたします。

 

とは言いつつも、実験ありきの決断ではなくて、作品そのものが格段に良くなるであろう…という確信があったので、チャレンジしてみようと決めました。実際に画像を見てもらえれば、ご理解頂けると思いますが、キャラクターの実在感がグッと増します。

どのキャラクターも1発目のレンダリング画像ができあがると、「お前…、こんな顔をしていたのか…」と思わずつぶやいてしまいます。生きている…という実感が画像から感じられるためです。
これはこれで、作品にプラスの影響を与えるのではないかな・・・と。

 

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渡辺 小糸津は、眉毛が特徴で、リアルと漫画絵の狭間を攻めなければならなかったので、ここら辺のバランスが難しい。
なんとか、良い線にまとまったかと思います。

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まだ、どうなるか分かりません。

上手くいくことを願いつつ、しばらく作業を続けてみようと思います。

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